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「Matterport(マターポート)」とは?住宅やオフィス、工場を手軽にバーチャル空間へとアップロード!

Matterport(マターポート)とは?

マターポートはMatterport pro2による高精度の3Dスキャンとクラウドサービスを利用した3Dモデルの製作・サービスの配信をまとめて行える総合サービスのことです。
実際の建物や空間のデータをもとにデジタル上でその空間を再現することをデジタルツインと呼びます。マターポートはそうしたデジタルツインを実現するためのツールとして役立つでしょう。
この記事ではマターポートで使う3Dスキャナーやクラウドサービスについてご紹介します。

4k3Dスキャナー「Matterport Pro2」でできること

Matterport Pro2は住宅やオフィス、工場などあらゆる空間をデジタル化可能な3Dスキャナーです。
赤外線による3Dスキャンと6つのレンズによる周辺環境の読み取りがおこなえ、マターポートのサービスと連動することで美しいバーチャル空間を生成することができます。
撮影は機器を三脚に設置した後、iPhoneアプリを使います。前に撮影したスポットの特徴点を比較し自動で位置を把握してくれるためターゲットとなるような目印をおかずとも自動で合成してくれます。

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マターポートのサービスでできること

Matterport Pro2で取得したデータはマターポートのサーバー上でモデルとして生成することが可能です。マターポートのサーバーを利用するためにはサブスクリプションサービスに加入する必要があり、費用がかかってしまいますが高価なPCやサーバーを自分で用意しなくても済むというメリットもあります。
マターポートはPro2のほかにもLeica BLK360やiPhoneで撮影したデータにも対応しているので複数の機器を使った柔軟な運用が可能です。

生成したモデルはマターポートのサーバーを利用して配信可能なほか、obj形式やxyz形式での3Dデータのダウンロード、4k解像度の写真や動画、PDFといったファイルでダウンロードできます。3DデータのダウンロードにはMatterPakという追加費用がかかります。

マターポートでバーチャル空間を探索しよう!

Matterport Pro2を使いマターポートに保存されたデータはバーチャルコンテンツとしてさまざまな利用が可能です。
大きく分けて3つの視点からモデルを見ることができるので用途によって使い分けましょう。

立体図(ドールハウスビュー)

ドールハウスのような立体模型の視点で建物全体を一度に俯瞰できる表示方法です。
建物を斜めや真横、真上などどの角度からでも眺めることができます。

平面図(フロアマップ)

フロアを真上から見た状態を表示できます。
不動産広告などでよく見る部屋の間取り図を3Dビューで再現したようなものをイメージしてください。

空間移動(ウォークスルー)

建物の内観を360°カメラの映像で眺めることができます。
Googleストリートビューのように部屋の中を動き回れるので、実際にそこに住んでいるようなつもりで空間内を移動できます。

マターポートで再現されたバーチャル空間は誤差1%未満

マターポートは赤外線を使って正確に空間を計測しているため、3Dモデル内の寸法も非常に正確です。
1%未満の誤差と非常に正確なため、計測コストを減らせます。

マターポートの活用事例

マターポートのサービスによって得られる体験は質の高い3Dモデルや4k画質のおかげもあり、従来のサービスに比べて情報の質が高いという特徴があります
テレワークやリモート旅行など遠隔で何かをおこなうという需要が増えている現在において、こうした密度の高い情報を獲得できることにはさまざまなメリットがあります
ここではそんなサービスの活用事例をご紹介したいと思います。

不動産の内見

マターポートのサービスを使って提供されるコンテンツには、ドールハウスビュー、平面図、ウォークスルーという3つの視点があります。
物件の構造を正確に把握できるだけでなく4k画質によるウォークスルー機能もあるので、現地に行かなくても実際の雰囲気を感じやすいです。
VRデバイスを使ってバーチャル空間内を歩き回ることも可能なのでお客様が生活するイメージをつかみやすいというメリットもあります。

VRサービス

実写を取り込んだような精密なVR空間を作成できるため、さまざまな使い道があります。
マターポートのクラウドサービス内で使用するだけでなく、obj形式の3Dデータやxyz形式の点群データとしてダウンロードすることもできるため、UnityやUnreal Engineのようなゲームエンジンを使った活用も可能です。

現場視察

周囲の環境を高精度・高解像度で取り込み可能なのでリモート現場視察のような用途にも利用できます。
Matterport Pro2を使ったスキャンであれば1%未満の誤差という高精度の計測ができることも見逃せません。
現地を訪れる人員を大幅に減らし人的コストを抑えるのにも効果的です。

旅行・観光

新型コロナウィルスの流行などもあり、リモートで提供できるコンテンツへの需要が高まっています。
リモート旅行で疑似的に旅行を体験してもらう、非日常感を味わってもらうといったことを目的としたサービスを提供するにあたって、マターポートのような高解像度のコンテンツ制作ができると役立ちます。

また、もう一つの需要としてよりクオリティの高い下見をしたいというものがあります。
移動がしづらい状況下において、失敗しない旅行というものに注目が集まっています。少ない旅行の機会を十分に楽しむため、事前調査に時間を割くお客様が増えてきました。
そうしたお客様のもつ需要の変化のなか写真以上の情報をかんたんに提供できるマターポートのような3Dビューの価値が高まっています。

Googleストリートビュー

GSVアドオンを使うとMatterport 3DツアーをGoogleストリートビュー上で公開できます。
Googleストリートビューを使って店舗を調査するような関心の高いユーザーによりリッチなメディアコンテンツを提供可能です。

まとめ

最近注目があつまっているサービス「マターポート」について解説させていただきました。
マターポートには大きく分けて高精度・高解像度の3Dスキャンが可能なMatterport Pro2と高精度モデルの生成やクラウドサービスを通したコンテンツの配信ができるサービスの2つがあります。
マターポートを使えば高解像度の3Dビュー、VRビューをサーバーの準備などなしに簡単に提供できるため、旅行業界や不動産業界などを中心に活用が進んでいます。
新型コロナウィルス感染拡大の影響などもあり、リモートでおこなうサービスに需要が集まるなか、マターポートはまさに新しい生活様式にマッチしたサービスと言えるでしょう。