3Dレーザースキャナーに興味があるけど、購入?レンタル?測量代行サービス?いったいどれがいいの!?
目次
3Dレーザースキャナーは製品自体が高価なこともあり、とりあえず購入してみるなんてことはなかなか難しいと思います。
3Dレーザースキャナーの運用には測量以外にも得られた点群データを目的に合わせた状態に加工して出力する工程が必要な場合も多く、購入前に運用テストなどをおこなって使用感を確かめたいと考えている方も少なくないのではありませんか?
そうした事業者様のお悩みに答えるべく、多彩なニーズに合わせたサービスとしてレンタルや測量代行をおこなっている会社も数多くありますが、それぞれのメリット・デメリットはどういったものなのでしょうか。
今回はそれぞれのメリット・デメリットをご紹介したいと思います。
3Dレーザースキャナーを使った測量代行サービスに依頼する
プロに依頼をするので精度にすぐれた高品質のデータを得ることが出来ます。
スキャンによって得られた点群データの解析・編集・出力といったサービスにも対応していることが多いのでスキャンだけでなくその後のデータの利用についてもある程度お任せすることが可能です。
メリット
- 高価な機材を購入する必要がない。
- 運用のためのスタッフを確保する必要がないのでコスト削減に繋がる。
- 測量のプロに依頼するので測量精度が高い。
- 測量計画が決まったら後はお任せできるので負担が少ない。
デメリット
- 依頼をしてから実際に測量を始めるまでにタイムラグが発生する。
- 打ち合わせや見積のように自社運用の場合には存在しない工程が発生する。
- 依頼の回数が多くなると購入・レンタルよりも高くつく可能性がある。
こんな場合にオススメ!
- 測量から新たに工場の図面を起こす時のような、一度測量をすればしばらく測量の必要がない場合。
- 精度が欲しいのでプロの測量技術に任せたい。
- 3Dレーザースキャナーに興味があるので試しに利用してみたい。
3Dレーザースキャナーをレンタルして運用
レンタルを依頼して実際に機器が届くまでに時間がかかるなど購入する場合より自由度は劣りますが、比較的柔軟な運用ができます。
地上設置型、移動式ウェアラブル型、MMS、ドローンなどサービスによってはさまざまなタイプの3Dレーザースキャナーが利用可能です。
メリット
- 自社で購入する場合に比べて費用を節約できる。
- 運用自体は自社でやるのでスタッフのスキルアップに繋がる。
- 必要に応じて3Dレーザースキャナーの数を増やすのも簡単。
- 数種類の中から使用する製品を選べる。
デメリット
- レンタルなので機材を借りるまでに時間がかかる。
- そのため、今すぐ必要な状況で困る場合がある。
- 使用頻度が高い場合購入するよりも高くつく可能性がある。
こんな場合にオススメ!
- 自社で購入する前のテスト運用がしたい。
- 複数の製品から比較検討がしたい。
- 3Dレーザースキャナーの使用頻度がそこまで高くはないので購入する程ではないが、自社スタッフによる柔軟な運用がしたい。
3Dレーザースキャナーを購入して自社運用
高価な製品なので出費こそは大きいですが、最も柔軟な運用が出来ます。
メリット
- 自社の所有物なのでやりたいことに合わせた柔軟な運用が出来る。
- 使いたいときにすぐ使える。
- 運用を続けていくうちに自社スタッフが育ち精度が上がっていく。
- 3Dレーザースキャナーへの理解が深まるので、様々な応用が思い浮かぶ。
デメリット
- 高価
- 高価なので数を揃えるのが難しい。
- 自社の運用部門の維持コスト。
こんな場合にオススメ!
- 3Dレーザースキャナーの使用頻度が高い。
- 点群を使った更なる応用を考えており、自由な運用ができる3Dスキャナーが手元にが欲しい。
まとめ
購入、レンタル、代行サービス。それぞれのメリット・デメリットをご紹介させていただきました。
それぞれにメリットとデメリットがあるので、事業者様の規模や目的に合わせたサービスをお選びになっていただくのが最も良い選択です。
もちろんどれか一つのサービスのみを利用するわけではないので、3Dレーザースキャナーを知るために「代行サービス」を利用。その後、自社での運用に興味を持ったので「レンタル」でしばらくテストをする。3Dレーザースキャナーが事業に活かせることがわかったので「製品を購入」して運用部門を立ち上げる。といったような活用も可能です。