RTC360を使うとどんなメリットがあるの?
前回の記事でご紹介したようにRTC360にはさまざまな機能が搭載されています。
今回の記事ではRTC360を使うことでどんなメリットがあるのかを具体的に紹介したいと思います。
業務の大幅な時短が可能に!
3Dレーザースキャナーによるスキャンは従来の測量に比べてかなりハイスピードで行われますが、それでも1回のスキャンにつき数分から数十分かかります。
狭い空間ならともかく、複数のポイントでスキャンする必要のある現場では数時間から数日かかってしまうのもやむを得ないでしょう。
しかしスキャンスピードが売りのRTC360ならさらなる作業時間の短縮が見込めます。スキャン終了までの待機時間もスキャン回数が多いとバカになりません。
RTC360を使えば測量に使っていた時間の一部を別の作業時間にあてられるようになるのでそのメリットは大きいです。
操作が簡単なので誰でも使える
RTC360は多くの3Dレーザースキャナーと同じく三脚の上に設置するだけで使えます。
操作もシンプルでボタン1つで高速にスキャンを実行できるのが特徴です。
覚えることが少なく短時間の訓練で撮影スタッフを育成できるのは大きな強みと言えるでしょう。
ターゲットなしスキャンには多くのメリットが!
多くの3Dレーザースキャナーでは点群データ合成時の目印となるターゲットを必要とします。ターゲットにはチェッカーマークタイプやスフィアタイプがあります。
スキャンした点群データを合成する時にこのターゲットが基準となるので、精度を高めるためにはターゲットの扱いも重要です。
RTC360ではターゲットなし自動合成を実現したことによりこの手間を省くことが可能となっています。
ターゲットなし自動合成のメリットとしてはターゲットが要らなくなるのはもちろん、現場でどこまでスキャンしたかをその場で確認できるようになるのも大きいです。
周囲に障害物が多い場所や同じような風景が広がっている場所ではどこまでスキャンしたかを正確に把握することは難しく、死角などの撮り漏らしが発生してしまう可能性が高くなってしまいます。
自動合成したデータをタブレットを使いその場で確認できるRTC360ならそうしたアクシデントを防ぎやすくなり効率的です。
ターゲットなしスキャンが活かせる場所
森林
木々が立ち並ぶ森林内ではどこへ行っても風景が似ているため、自分の位置を正確に把握することは難しいです。
ターゲットなしスキャンができるRTC360なら機械側でどこまでスキャンしたかを判断してくれるので安心です。
室内
オフィスやお店のような室内のスキャンでも役立ちます。
大小さまざまなモノが置いてある室内での撮影は意外と死角ができやすく、思わぬスキャン漏れが発生しやすいです。
大きな建造物
建物が大きければ大きいほど全貌を捉えるためのスキャン回数は多くなります。
撮影の規模が大きくなるとどこまでやったかを正確に把握するのは難しくなるので、タブレットでいつでも進捗を確認できると取り漏らしを防げます。
まとめ
RTC360を使うことによって発生するさまざまなメリットをご紹介しました。
3Dレーザースキャナーは年々進化し続けており、素晴らしい製品がどんどん世に登場しています。
みなさまの業務効率アップのためにぜひRTC360をご活用ください。
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