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BIMファイルを生成してくれるマターポートの新サービス「Matterport BIMファイル」についてご紹介します

最近のアップデートによりマターポートがBIMでの利用も可能となりました。
BIM(ビルディングインフォメーションモデリング)によって建物に関する情報を一元管理することで情報共有やチーム開発を効率化することも可能です。
この記事ではマターポートのBIM対応についてご紹介します。

「Matterport BIMファイル」サービスの開始により、BIMファイルの出力が可能となりました!

2021年12月のアナウンスでマターポートのBIMファイル出力サービス「Matterport BIMファイル」が発表されました。
これはMatterportのクラウドプランに契約しているユーザーが利用可能な有料サービスで、マターポートでスキャンしたデータをBIM(.RVT)やCAD(.DWG)へと変換してくれます。
フロアの大きさによって変わりますが、ファイル生成には数日ほどかかります。公式サイトによると93平方メートルなら48~96時間が目安のようです。
通常のBIMファイル作成がプロジェクトの複雑さによっては数週間以上かかる場合もある大仕事であることを考えると非常に効率的なサービスと言えるでしょう。
気になる価格は245ドルからとなっており、オプションを適用すれば家具や機械設備、配管などにも対応可能です。

Autodesk Revit用プラグイン「Matterport Revit Plugin」

「Matterport BIMファイル」と同時にAutodesk Revit用プラグインの発表もされました。
BIMソフトとして高いシェアをほこるRevitと連携できるようになったことにより、マターポートでスキャン → BIM環境への移動がスムーズになって便利になります。
Matterport Revit PluginはAutodesk App Storeからダウンロード可能です。

3DスキャナーではMatterport Pro2やLeica BLK360がマターポートに対応しています

建築分野で利用する場合、点群データの精度が重要となります。
マターポートでは誤差1%の精度と4k画質での撮影が可能な「Matterport Pro2」、すでに土木・建築業でICT活用されており寸法誤差が0.1%を下回る「Leica BLK360」が対応しているためかなり高水準のデータを取得可能です。

マターポートに対応しているカメラについては以前まとめた記事がございますのでこちらもご参考にしてください。

マターポートのサービスで利用できる3Dスキャナー・カメラをご紹介します!

まとめ

マターポートがBIMに対応したニュースについてご紹介しました。
これまでのマターポートはバーチャル空間を利用した消費者向けサービスでの利用が中心でしたが、今回のアップデートにより建築分野での活用事例も増えていきそうで楽しみですね。
「Matterport BIMファイル」サービスを利用すれば自社でBIMデータを作る手間が省けるため、いままで作業の負担などからBIMの導入に踏み切れなかった事業者様にとっても非常に便利なサービスとなっています。
これを機にBIMを導入すれば業務の効率化にもきっと役立つでしょう。

マターポートについてさらに詳しく知りたい方はコチラの記事もぜひご覧ください。

「Matterport(マターポート)」とは?住宅やオフィス、工場を手軽にバーチャル空間へとアップロード!