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ライカジオシステムズが販売しているLeica RTC360はなんといってもそのスキャンスピードが魅力です。
最短2分でカラー点群データを取得できるというほかに類を見ないスピードは、時間制限のある撮影現場や期限の短いプロジェクトで大きな力を発揮してくれるでしょう。
この記事ではそんなRTC360に関する情報をお届けします。

RTC360のここが凄い！

スピーディなスキャン

最短2分でカラーの点群データを作成できるRTC360は従来の3Dレーザースキャナーに比べて非常に高速です。
素早い撮影により人通りの多い現場の交通規制を短くできるといったメリットもあります。

フルカラーの点群データを取得できるので見やすい

フルカラーの点群データを取得するため、写真のように鮮明な色のついたモデルを製作可能です。
人間の目にも認識しやすい形でデータを表示できるためリモートでの現場視察といった用途にも向いています。

自動認識によりターゲット不要で合成が可能

VIS技術に基づく合成処理によってターゲットなしでの自動合成処理をおこなうことができます。
森林のような人間の目では違いのわかりにくい空間でもしっかりと認識してくれるので撮り漏らしを減らせます。

コンパクトで持ち運びがしやすい

軽量でコンパクトなのでどんな場所にも簡単に持ち運びができます。
設置も三脚に載せるだけなので準備に手間がかかりません。

Leica BLK360との比較

ライカ社を代表する3DレーザースキャナーにはRTC360以外にもBLK360といった機種があります。どちらも建築業の業務で使われている高精度スキャナーですがそれぞれに強みがあります。

上記でもご紹介したように、RTC360はなんといってもその計測スピードの速さが大きな特徴です。スキャン時間の短縮はそのまま作業時間の短縮へと繋がるのでメリットは大きいです。
また、スキャンしたデータはタブレット端末を使いその場で確認可能なので、現場をスキャンした後タブレット端末でデータ確認することで計測漏れを防ぐことにも役立つでしょう。
また、ターゲットなし撮影も大きな強みです。人間では把握しにくい撮影済みエリアをしっかりと認識し、自動で合成してくれるのでどこまで撮影できているのかが直感的に確認可能です。

一方、BLK360はそのコンパクトさが大きな強みです。BLK360は僅か1kgしかない軽量タイプなので野外や建物のスキャンはもちろん、配管の隙間や屋根裏のような人がやっとはいれるような狭い空間でのスキャンで大いに活躍してくれるでしょう。
また、マターポートのような外部サービスに対応しているのもメリットと言えます。
近年、メタバースやデジタルツインといったバーチャル空間の活用を推進する動きが活発化しているため、 マターポートのようなバーチャル空間を提供するサービスの需要が増えることが予想されています。
マターポートについては別の記事で詳しくご紹介しているのでそちらもぜひご覧ください。

・メタバース（巨大仮想現実空間）・・・　インターネット上の仮想世界のこと。古くはセカンドライフ、最近ではVRChatやRecRoomといったサービスがある。
・デジタルツイン　・・・　実際にある建物や空間をバーチャル空間に再現すること。

同じライカ製品であるソフトウェア「Leica Cyclone REGISTER 360」との連携で高品質のデータ処理をしよう

Leica Cyclone REGISTER 360はライカ製品と高相性

Leica Cyclone REGISTER 360は「3Dレーザースキャン点群データ合成処理ソフトウェア」と呼ばれるソフトウェアで、3Dレーザースキャナーで取得した点群データの合成処理や品質チェック、プロジェクトに合わせたファイル形式での出力といったオフィスでの作業をサポートしてくれます。
ライカ社謹製のソフトウェアなので、もちろんRTC360やBLKシリーズに最適化されており、現場作業からオフィス作業までスムーズに移行することが可能です。

まとめ

ライカジオシステムズの3DレーザースキャナーであるRTC360についてご紹介しました。
RTC360は短時間で高精度フルカラー点群データ取得、ターゲットなし撮影を実現している高性能機種です。
RTC360を使えば作業時間を短縮できるので、生産性アップや業務の効率化といった目標に対して大きな貢献をしてくれるでしょう。

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