3Dレーザースキャナーの計測方式と対応製品一覧
目的や対象物に応じて3Dレーザースキャナー(三次元測定)は3種類の計測方法があります。
三角方式
対象物に照射されたレーザー光の反射をCMOSセンサーやCCDセンサーなどのカメラセンサーで読み取り、三角測量の原理を使って距離を計測する方法です。高精度の計測が可能ですが、長距離の測定より比較的近い範囲、小さな対象物の計測に適しています。
飛行時間型(タイム・オブ・フライト方式)
レーザーが対象物に反射し帰ってくるまでの時間を計測して距離を算出する方法です。レーザー光の往復した時間と照射方向により、距離と角度を割り出して三次元座標データを取得します。いかに正確な時間を測定できるかが精度を上げるポイントです。長距離を計測できるため、広範囲に及ぶ遺跡や大型建造物の計測に適しています。
位相差方式(フェイズシフト方式)
複数に変調させたレーザー光を照射し、対象物に当たって戻ってきた拡散反射成分の位相差により、対象物との距離を測る方法です。大量の点群データを短時間で取得することができますが長距離より近い範囲の計測に適しています。